独立行政法人 労働者健康安全機構 浜松労災病院

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心臓病の話『狭心症・心筋梗塞について』

(1)はじめに
 狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患はがんや、脳卒中とともに死亡原因の上位を占めています。 40歳代、50歳代の働き盛りの男性に多くみられ、また突然発症することもあります。 狭心症や心筋梗塞になると長期間の入院治療や、継続的な通院が必要となります。 また生活、仕事の面で制限を受けることもあり、職場復帰の上で大きな問題となります。 厚生省も狭心症のような成人病を「生活習慣病」と言い改めようとしています。 不適切な食生活、運動不足、ストレスといったものが虚血性心疾患のリスクとなるわけで、 生活習慣の改善を心がけることが予防につながると考えられます。 毎年職場では定期健康診断が行われるわけですが、自分の肥満度、 血圧、コレステロール値、尿酸値をもう一度みなおして下さい。 食事は偏っていませんか?肥満はありませんか?血圧は正常ですか?運動をしていますか?睡眠は十分にとっていますか? 長い間の生活習慣となっているために、改めるにはかなりの努力が必要です。 生活習慣を改めることが狭心症、心筋梗塞の予防に必要なことを重ねて強調したいと思います。